弟子が自分で解くんです

 

 法隆寺金堂など、檜の巨木を使って堂塔の復興を果たした最後の宮大工棟梁、西岡常一さん(享年86)の本「木のいのち木のこころ(天)」を読み、リーダーシップや教育について学ぶことができた。

 これから、新人などに教育する立場のMRさんに役立ちそうなところを、本の中からご紹介したいと思う。

  「私が解いてやるんやなくて、弟子が自分で解くんです」

◎自分で解く心構えがないと、ものは伝わりませんな

◎見本を見せた後はその人の能力。その人の能力以上のことはできない

◎頭に記憶はあっても、何もしてこなかったその子の手には何の記憶もありませんのや

◎自分の癖はわからないものです。自分の癖を取って、自分で考え、工夫して、努力して初めて身につくんです

 MRさんの仕事は知識が非常に求められる。ある外資系企業では、知識量を評価の重要な指標にしている。領域制の実績には、知識が大きく影響すると考えているからだ。

 しかし、行動力が伴わないと、“体験”という記憶が残らず、自分の癖や足りないことが見えてこない。これからは、“教える”から“育てる”時代である。

 

TOPに戻る