明元素と暗病反

 

 
 実家の冷蔵庫に「明元素−現状打破言葉−」という面白い紙が貼ってあったので、もらってきた。

 高脂血症の母親が居酒屋でもらってきたというこの紙には、“明元素”として次のような言葉が並べられている。

< 充実している、頑張ります、簡単だ、おもしろい、できる、すてきだ、楽だ、やれる、金がある、おいしい、まだ若い、きれいだ、努力します、利口だ、幸せだ、やってみよう>

 このように、書いているだけで、なんだか気分が良くなる言葉が並んでいる。

 “明元素”の反対側には、「暗病反−現状維持言葉−」と書かれており、“明元素”とは対照的な言葉が並べられている。

< 忙しい、疲れた、難しい、つまらない、できない、いやだ、困難だ、ダメだ、金がない、まずい、もう年だ、きたない、どうしよう、バカだ、不幸だ、やりたくない、困った>

 こちらは書いているだけで肩が凝ってくる。そして、あまり見たくない。
 言葉(言霊)というのは、相手にエネルギーを与えたり、逆に奪ったりすることができる。ある会社では「問題」という言葉を禁句にし、すべて「仕事」と言わせた。すると、「社長!も、いや“仕事”が発生しました!」となり、問題解決が円滑に進んだという。ちょっとした言葉の使い方次第で仕事の質が変わるのだ。