勤続年数≠経験年数

 


 最近、新しい本を発売するときに驚かされるのは、来年4月から製薬企業のMRになる学生からの申込みがあったことである。中には「21世紀のMR像」のパート1と2を併せて購入する学生もいる。このようなケースは過去になかったため、驚くと同時に、彼らがこれからの21世紀のMR像を創っていくんだろうな〜と期待で胸が膨らむ。

 もちろん彼らがどんなに“予習”をしても、実際に顧客と接している先輩たちにすぐは勝てない。しかし、追いつき、そして追い越すスピードは速いだろう。なぜなら、多くの先輩たちが、「勤続年数=経験年数」と勘違いし、努力を惜しんでいるからである。

 マネジメントの教科書作家、スティーブ・P・ロビンスは、「20年の経験と言っても、1年の経験を20回繰り返しただけの人が何と多いことか!」と述べている。つまり、1年で経験できることを20回繰り返しても、その人の実際の経験年数は、たったの1年に過ぎないのである。だから、「勤続年数≠経験年数」という式になる。

 「勤続年数=経験年数」という式を成り立たせるには、常に学び、新たなことにチャレンジすることである。くれぐれも新人に1年で追い越されないようにしていただきたい。