1年で25%の知識を増やす
| ユート・ブレーンの定番商品である医療関連用語集「おたすけハンドブック2002〜2003」(通称:おたハン)の制作をする度に感じるのは、日を追う毎に知識の耐用年数が短縮傾向にあるということである。今、ビジネス界で言われている知識の耐用年数は“4年”である。つまり、「毎年25%ずつ新しい知識を入れていかないと、現状は維持できない」ということになる。 マーケティングの神様・フィリップ・コトラーが「Marketing Moves」を執筆するキッカケとなったコトラーファンとの会話が面白い。ある国でコトラーの著書を持ったファンからサインを求められたコトラーは、そのファンに向かって「その本を捨てなさい」と言ったという。それはなぜか? 本(マーケティングマネジメント)がかなり昔のバージョンだったからだ。「なぜですか?」というファンの問いにコトラーは「Marketing Moves」と答えた。これが同書を執筆したキッカケだそうだ。 筆者もユート・ブレーンに入社して間もない頃に書いた「医薬分業ハンドブック」や「医療保険制度改革への対応」を、もしお客様から見せられたら赤面してしまう。 知人に「町田のブックオフで売ってましたよ。100円ではなかったです。良かったですね!」と言われた時は、顔から火が出そうなほど恥ずかしかった。もちろん、今でも使える情報はあるが、今現在の成果を見ていただきたいという気持ちが強い。 質が高く、新鮮度の高い情報は、MR・MSが質の高い仕事を行う上で、欠かせないものである。“減価償却が終わっている”人には、知識の耐用年数が4年であることを伝え、学び続けなければ平行は維持できない、顧客を満足させることは不可能だということを説かなければならない。人参で釣る(金銭的なインセンティブ)よりも、気持ちよく走らせる(質の高い仕事を行える環境を創る)ことの方が、はるかに高いモチベーションと組織への忠誠心を実現することができるだろう。 「あなたにとって、常に質の高い仕事をするには、何が必要ですか?」―経営者やマネージャーは、現場のMR・MSに、この質問を投げかけなければならない。そして、彼らの知識(ビジネス・マインド)を毎年25%ずつ確実に高めていくサポート体制を構築していくべきである。
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