原点は「ニーズ」

 


 ひょっとしてMRという職種は女性の方が適しているのかも知れない―朝日新聞が先日報じた「製薬会社 営業一線“MR”に女性が続々」を読み、これからは各社のトップMRを女性が占めるのではないかと感じた。

 朝日新聞によると、2002年4月のMR採用実績に占める女性の数(女性数/採用数)は、万有:212人/255人、アストラゼネカ:176人/295人、ファイザー:117人/233人、武田:80人/110人と、内資・外資問わず、女性MRが増えているようだ。

 記事には「実際に女性の方が成績をあげる傾向」と書かれていた。この背景には、今日のMR活動において、“きく技術”が非常に求められるようになったことがある。数年前に、「話を聞かない男、地図が読めない女」(主婦の友社)という本がベストセラーになったように、基本的に男性は話を聞かない。ヒアリング力が重要視されるMRとして、これは致命的なことである(「きく」技術については「21世紀のMR像A」に書いてあります)。

 「きく」ことが非常に重要な理由は、“ノーニーズ・ノープレゼンテーション”だからだ。つまり、顧客は自分の問題を解決してくれるという期待を抱いてMRに会うのであり、MRの話を聴くために会うのではないからである。原点は“ニーズ”である。そのためには、まず「きく」ことが必要なのである。