分かりやすい説明のポイント

 

 「『分かりやすい説明』の技術」(藤沢晃治著、ブルーバックス刊)という本が売れている。

 “人は同じ事を6回言われないと覚えない”と言われている。このことを認識していないと、「この前、君にさんざん説明したはずだろ!」と、上司も部下もお互いにストレスが溜まる。

 ましてや、その説明が分かりづらかったら、相手に理解してもらえるまで、10回も20回も同じ事を言わなければならなくなる。

 「『分かりやすい説明』の技術」には、「分かりやすい説明」のための15の技術が紹介されている。その中から、特に筆者が重要だと思う5つのポイントを挙げておきたい。

 ◎要点を先に言え
 ◎しみいるように話せ
 ◎キーワードを使え
 ◎比喩を使え
 ◎聞き手に合わせた説明をせよ

 これが全てできれば、相手に説明の内容が伝わり、そして覚えてもらえる。この中で1つだけ選ぶとしたら、「キーワードを使え」をオススメしたい。ソニーの出井CEOも、「何かしゃべる時は、聞き手に残るキーワードを意識する。キーメッセージを何回も言う」と述べている。他の部分を忘れても“これだけは覚えて!”という場合にはキーワードを使って欲しい。