コミュニケーション+勤勉性

 

 「日経ビジネス」2003年3月3日号の“ひと列伝”に、米シアトル系コーヒーチェーン、タリーズコーヒーを展開しているフードエックス・グローブの松田公太社長が紹介されている。

 クーポンチラシを通行人に配る店員に対して松田社長は、「ただクーポンを配るのが君の仕事じゃない。『寒いですね、温かいコーヒーをどうぞ』とお客様を招くのが君の仕事なんだ」と話しかけたという。松田社長が店に出た日は売上が必ず上がると同誌には紹介されている。コミュニケーション能力がバツグンに優れているのだろう。

 “やらされている”“お金のために働いている”という態度で仕事をしている人の生産性は極めて低い。リーダー、マネージャーのコミュニケーションが高くなければ、このような“人罪”が“人材”“人財”のレベルに行くことは難しい。

 筆者は現在、医薬経済社の情報誌「医薬経済」に、“2003年、MR活動への提言”を連載している。3月15日号掲載分には、“顧客を見る眼”を向上させるヒントを紹介している。しかし、そこに書いてあることは、マネージャーと部下がコミュニケーションを密に取らなければ成功しないことである。

 無論、ただコミュニケーションを取るだけでなく、部下の何倍も勉強して、部下が心から納得するアドバイスを送りたい。