第2弾、第3弾を考える

 

 
 大企業と中小企業の大きな違いの一つに、“第2弾、第3弾を考えられる人”の有無がある。大企業の場合は、経営者が常に大局に立って物事を考えることができるが、中小企業の場合は経営者が“第1弾”のビジネスに熱中しすぎてその先を考えず、気が付いたら顧客が自分の周りにいなかったということが起こりやすい。

 しかし、例外もある。急成長してきたユニクロを襲った大不振の原因については、勉強会の二次会でよく話題になるが、最大の要因は、第2弾、第3弾を考えている人が上層部に一人もいなかったことだと思う。

 マネージャーと呼ばれる人も、このような他社(者)の失敗に学んで欲しい。前号の「企画・編集部通信」でもご紹介したように、現場の人間には成功例よりも失敗例の方が役に立つケースが多い。

 例えば、売上不振が続いている大手スーパー。営業時間に大きな工夫をする様子もなく、利益率の高い商品を目立つところに置いている。買い物上手の消費者たちにはバレバレである。小手先の戦略で売上が復活することはあり得ない。

 マネージャーは現場の情報から変化を読み取り、それを知恵に変えて現場にフィードバックしなければならない。そして、小手先の戦略ではなく、常に第2弾、第3弾があることを部下に認識させておきたいものだ。